2012年07月26日 ★駅ナカは条件が非常に良すぎで、不公平じゃない?★

こんにちは。固定資産税還付コンサルタントです。

前回「駅ナカ」が繁盛して、クローズアップされた一方で
不公平を訴えた方がいたという話をしました。
これまでの話は↓

★鉄道の線路敷地は、場所によって全く税金が変わる★
http://fudousanzeikin.seesaa.net/article/282814775.html

★駅ナカがキッカケで課税方法が変わったのです★
http://fudousanzeikin.seesaa.net/article/282975657.html

それは誰かというと。。。

駅前の商店街などで商売を営む方々でした。


駅前の商店街で昔から商売を営む方々にとっては、
土地と建物を所有して、税金を払っていました。

土地は、宅地という最も高い金額で課税されます。
当然ですが、住宅ではありませんので、
1/6や1/3という住宅用地の特例を
受けることは低くなります。

その上、建物の税金も支払う必要があります。
商業店舗ビルを建築すれば、毎年何百万円という
税金を支払うこともあります。



それに対して、駅ナカの店舗であれば、
出店するためにかかる経費は、通常の販売経費の他
鉄道会社へ支払うテナント料だけになります。

駅前商店街の店主からすれば、
「ただでさえ、商店街が衰退して、集客に苦労する中で
税金を支払っているのに、

駅ナカはテナント料だけ支払うだけで

駅前商店街よりも数段も集客力や利便性がいい場所で
商売できるし、

しかも、鉄道会社も固定資産税が1/3だから
テナント料も比較的に低く設定できるから
条件が非常に良すぎだよ~。

ちょっと不公平じゃない~?」
と言ったかどうかはわかりませんが、
そのような不平、不満が上がったのです。


それに対して国では、それらの公平性を考慮して
固定資産評価基準を変更したという訳なのです。