来年も税額が上がるかどうかがわかります(その2)

昨日土地の固定資産税のうち、
税率を掛ける前の「課税標準額」には2種類ありますよ~という話をしました。

「課税標準額」なんて書くと
「難しそう~」と思うかもしれませんが、
税額計算は全て、「課税標準額×税率=税額」なのです。


そして昨日は、1つ目の「本来支払うべき課税標準額」
について説明しました。

今日は2つ目です。
2つ目は「前年度の課税標準額」です。



固定資産税の課税標準額って
この「本来支払うべき課税標準額」と「前年度の課税標準額」を比較して低い額を採用しているだけなのです。

正確に書くと、
●「本来支払うべき課税標準額」=「前年度の課税標準額」の場合
⇒「本来支払うべき課税標準額」×税率=税額

●「本来支払うべき課税標準額」>「前年度の課税標準額」の場合
(つまり「前年度の課税標準額」の方が低い場合)
⇒「前年度の課税標準額」から別な計算で「今年度の課税標準額」を計算後、
「今年度の課税標準額」×税率=税額


その理由は、納税者の負担軽減だけです。
納税者の負担軽減のために、採用している決まりなのに、それが元で分かりにくく成っているのです。

そのため最大で税額を払うとしても「本来支払うべき課税標準額」までです。