今回は過去の航空写真から何を確認するか?です。
確認すべきことは、下記の2点です。
①元々の地形
②過去から現在までの間の土地利用状況
前回は①を説明しました。
今回は「②過去から現在までの間の土地利用状況」です。
まずは最も古い航空写真を見ましょう。
写真は1947年でした。
この時点では道路が南北と東西に走っていますね。
最新の地図の比べて見ると、国道4号線なんて見えますね。
国道の番号が一ケタの道路というのは、古くからの街道が多いのです。
でも古い航空写真には、今の国道4号線が走っている位置に道路なんてありませんよね?
ということは南北の道路が、昔の日光街道だと思われます。
また対象となる不動産物件の近くには集落も見えます。
昔から存在している集落は、地盤もしっかりした安全な位置にあることが多いのです。
昔は水害など自然災害の影響を受けることが多かったですからね~。
また東西の道路も集落と集落を結ぶ幹線的な道路として、存在していたことがわかります。
次回はもう少し新しい航空写真を解説しましょう。