今回は過去の航空写真から何を確認するか?です。
確認すべきことは、下記の2点です。
①元々の地形
②過去から現在までの間の土地利用状況
前回は①を説明しました。
今回は「②過去から現在までの間の土地利用状況」です。
まずは最も古い航空写真を見ましょう。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s0a4eed96fcf44159/image/ia0ba1e851bd3344f/version/1516495194/image.jpg)
写真は1947年でした。
この時点では道路が南北と東西に走っていますね。
最新の地図の比べて見ると、国道4号線なんて見えますね。
国道の番号が一ケタの道路というのは、古くからの街道が多いのです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s0a4eed96fcf44159/image/idaa53cb688282a68/version/1516495225/image.jpg)
でも古い航空写真には、今の国道4号線が走っている位置に道路なんてありませんよね?
ということは南北の道路が、昔の日光街道だと思われます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s0a4eed96fcf44159/image/i6d42b3c73762fa5c/version/1516495258/image.jpg)
また対象となる不動産物件の近くには集落も見えます。
昔から存在している集落は、地盤もしっかりした安全な位置にあることが多いのです。
昔は水害など自然災害の影響を受けることが多かったですからね~。
また東西の道路も集落と集落を結ぶ幹線的な道路として、存在していたことがわかります。
次回はもう少し新しい航空写真を解説しましょう。