先日、市役所やネットなどで
公開されている地域の単価と
実際に課税されている土地単価は
必ずしも一致しないとお伝えしました。
その際に
「この差額は、
各土地の状況に応じた
補正の内容を反映したもの
なのです。」
とも説明しました。
その具体的な補正内容とは
どんな内容でしょうか?
言いかえると
どんな補正が入ると
土地の評価額は下がるの?上がるの?
ということを説明したいと思います。
では徳島市のホームページを
参考に説明しますね。
まず、補正が入って評価額が下がる要素
としては、
①奥行の長さ
奥行というのは、下記図の通り
道路から土地の奥までの長さです。
これが極端に長かったり、短かったりすると
補正が入って評価額が下がります。
例えば3mだと補正率が0.90なので
評価額が1割下がります。
逆に50mでも同様です。
※徳島市ホームページより抜粋
②間口の長さ
間口とは道路と土地が接する辺の長さを
言います。
通常間口が極端に狭いと
建築確認許可が下りなかったり、
使い勝手も劣りますよね。
そんな状況を考慮して
間口が極端に狭いと補正が入ります。
ちなみに間口が4m未満だと
評価額が1割下がります。
※徳島市ホームページより抜粋
③間口と奥行のバランス関係
また土地って間口と奥行の
バランス関係によっても
実際の取引価格が変わってきます。
そのような実情を反映して
間口と奥行のバランス関係も
考慮して補正がされています。
これを奥行長大補正といいます。
例えば間口が10mで
奥行が80mだったら
補正率は0.90となります。
つまり評価額は1割下がるのです。
実際に土地を購入する際には、
こんなことには気を配っていないと
思います。
でも固定資産税を評価する際には、
このように誰が評価しても
同じ精度で評価できるように
こんな決まりがあるのです。
まだまだあるのですが、続きは次回に。
**********************************************
話題のTwitter(ツイッター)始めました!
ブログでは書けない固定資産税の本音を
つぶやいています。
http://twitter.com/fp_sugimo
**********************************************
●FPスギモの固定資産税診断士
http://ameblo.jp/fp-sugimo-kotei/
●FPスギモのFP試験合格ペースメーカー
http://ameblo.jp/fp-sugimo-shiken/
●FPスギモのメルマガ「誰でも合格!FP試験合格ノウハウ!」
http://www.mag2.com/m/0000141946.html
●FPスギモの日常ブログ
http://ameblo.jp/fp-sugimo/